マゾゲーはたのしい!!

よーし、ボードゲーム記事を書くよ!

 

テーマは「マゾゲー」!!

名文の予感しかしないね!

 

さぁ行くよ!

 

さてはじめに、ボードゲームにおけるマゾゲーとはなんですか?」

ということが気になりますね。

 

端的に、そして主観的に説明すると、「苦しんでいること自体がたのしいボードゲームですね。

 

あー、悩ましい!悩ましすぎて苦しい…手番パスしたいくらいだけどできない…つらい…でもそれがたのしい!!✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌

 

というボードゲームジャンルです。

 

そこのあなた、意味わかんないって顔しましたね?閉じようとしましたね?説明するからちょっと待って。

 

多分意味わかんないのは、

「そもそもどんなゲームかイメージできない」

そして/または

「ゲームのイメージはわかるけど、何が楽しいのかわからない」

ということだと思います。

順を追って説明していきましょう。

 

【マゾゲーって、どんなゲーム?】

 

これについては、具体例を出すのがいいでしょう。

僕がマゾゲーだと思っている有名なものに、「バトルライン」というゲームがあります。

 

どういうゲームか説明するのは苦手なので、他の人のブログを見てください。

 

ボードゲームを始めたてのころ、僕はたっくんさんという方のブログを夢中で読んでいたので、リスペクトと感謝を込めてリンクを貼らせていただきます。

 

https://www.tk-game-diary.net/battle_line/battle_line.html

 

この方のブログ、ルールがわかりやすいんです。すごく。やったことのないゲームでも「たのしそう!」ってなるんです。

逆に自分好みじゃなさそうだと、ちゃんと「たのしくなさそう!!」ってなります。

ゲーム種類も豊富なので良いブログです。

っていう話、前もどっかの記事でした気がするわ。次回は「お馴染みのたっくんさんブログ」と書きましょう。

 

さて、バトルラインの話。

2人用ゲームです。

特殊カード諸々はちょっと置いておくとして、要は9箇所のフラッグ(?)の両側に、それぞれが一枚ずつカードを出していく。

で、出した3枚のカードの役が相手より強いとフラッグが取れて、3連続になっている3本を取るか、5本取るかで勝てる。

というゲーム。

 

ゲームの勘所としては、当たり前ですが、ある特定のフラッグについて、とにかく相手より強い役をつくりたいわけですよね。

だから一番都合が良いのが、「相手が弱そうなカードを出したのを確認して、それを上回れそうなカードを出す」という行動です。

さらに言えばフラッグに出す2枚目、3枚目のカードに関しては、出してしまえば手役が確定に近づきます。または上限の強さがある程度絞れてしまいます。

なので、相手の役がある程度見えた時に、自分がちょっとでも上回れるカードを出せたら嬉しいですね。絶頂です。

 

 

何を言いたいのかと言うと、このゲームでは基本的に「相手の手を見てから出したい」ということなんです。

つまり、「後出しをしたい」ゲームなんです。

 

なので、

自分のターンにどこかにカードを先に出すのは嫌だし、

弱いカードしか無かったら余計に出したくないし、

できることなら5回くらい相手のターンが続いてから自分のターンが来て欲しい。

 

と、誰しもプレイ中に思う運命(さだめ)なのです。デスティニー。

 

そういうわけで、自分のターンは基本的に辛いです。

意気揚々と強い役で殴ることができれば嬉しいですが、そんなに都合よくカードは来ませんから、基本的には「うーん、出したくない、出したくないけどまぁこれがマシかなぁ…」とか無限に言っているのが、自分のターンです。

 

それを我慢して我慢して、何とか致命傷を避けながら辛くもフラッグを積み上げていって、ようやく勝てる!というのが、バトルラインというゲームです。

逆に言えば、我慢出来ずに諦めて適当なカードを出してしまうと負けるのがバトルラインというゲームです。

 

つらそうでしょ?

 

こういう、自分の手番は来て欲しくないし、辛い思いをしながら一手を打たなければならないゲームを、マニア達は「洗面器ゲーム」と呼ぶようです。ここ大事です。テストに出ます。ボードゲーム検定準2級の問題です。

 

我慢している時の気持ちが、「洗面器に顔を入れて何秒息を止めていられるか」という競技をしている時の気持ちとよく似ている、ということらしいです。ギリギリまで我慢して耐えるのです。

 

 

【マゾゲーの何がたのしいの?】

 

「辛いだけじゃん」

そう思うでしょう?

 

たのしいんです。

 

今やボードゲーム界の有力者となった、おばけキャッチ星人の人もツイキャスで言ってました。たのしいです。

 

じゃあ何がたのしいのか。

 

いろんな意見があると思いますが、僕としてのたのしいポイントは、

 

悩んで悩んで我慢して辛くも勝ち取った勝利の味です。

 

これはおいしい。

「苦しい思いをしないと成長しない」とか言って部下をいびる上司とかはクソですが、しかしこの過程をたったの一時間で味わえるボードゲームは最高です。

 

この一杯の為に生きてる的なアレです。

 

もしも負けたら反省します。己の業の深さを嘆きます。そして次こそはと思い直し、立ち直り、僕らはまた洗面器に顔を突っ込むのです。

 

その過程こそ、マゾゲー。

 

苦境を耐え抜き、時に敗れ、何度でも立ち上がり、その戦いの末に、遂に手にするご褒美の味。

 

マゾゲーは、人生そのもの。